植物は、国や地域により植物の呼び方が違うことがある為、世界共通の名前がついています。この共通の名前が『学名』で、ラテン語で二名法(属名・種名)で表記されます。
例えば、シソ科のラベンダー・アングスティフォリアは次のようになります
Lavandura・angustifolia
ラバンデュラ属 アングスティフォリア種
学名を見た時に、同じ科・属・種で同じ植物であっても、植物が育つ土壌や気候、風土、標高などの自然環境の違いにより、違った成分が抽出され、含有する成分が大きく異なることがあります。なぜなら、植物は動物と違い動くことができず定位置で育つため、どんな状況でもその土地の風土に合わせて力強く生き延びてく為に、その自然環境に合わせて組成する成分が変化する性質があります。
このように、同じ学名の植物でも、成分が異なるものを化学組成別に分類したものを、ケモタイプと言います。ケモタイプとはフランス語でchemo(科学的)type(種類)で「化学種」という意味です。ケモタイプ精油とは、化学的に成分分析をして、含まれる成分の種類や量によって分類した精油のことです。含まれている成分を化学的に分析して、作用や効果が期待できる特徴的な成分を同定して分類するという考え方です。
例:タイム
学名 Thymus vulgaris
さらに
Thymus vulgaris CT1(Linalool)
Thymus vulgaris CT6(Thymol)
と分類します
学名は同じですが、自然環境や蒸留時期等により
Linalool(リナロール)を多く含んだ精油をCT1(ケモタイプ1)
Thymol(チモール)を多く含んだものを、CT6(ケモタイプ6)
と言います
個性をいかす代表ですね、
ケモタイプ精油は。
植物を知れば知るほど
教えてもらうことばかり。
健気で 貪欲で。
生きる。生ききる。
生命力にあふれている。
環境によって変わる。
順応する。
そして素晴らしい個性となる。
個性をいかしきる。
私たち人間が生きてきた環境は
植物以上に複雑で
人それぞれ。
誰一人として、全て同じ環境で
生きてきたものはいない。
みんな違う。
同じじゃない。
素敵なことだなと思う。
同じようなところに惹かれたり
違うところに魅かれたり
自分(の個性)をいかして
他人(ひと)の個性を面白がって
愛でて。
そして植物の香りのように
好きだわ~苦手だわ~
があっていい。
いろんな国の植物の精油が
今ここにある。
『よくここにいらっしゃいました。
ありがとうございます。』
ちょっと言葉をかけてみた(笑)
あぁ、成分表がものすごく神秘的に
見えてきた~✨(笑)
最後まで読んで下さり
ありがとうございます!
今日の言葉
人は長所で尊敬されて 短所で愛される
作家 ひすいこたろうさん
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